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2017/03/05

今日まで、そして明日からも

三原城の南東に位置する舟入櫓(ふないり やぐら)ここの入口にある月極めガレージでは小動物たちのドラマがあります。黒猫のクロ・白玉のタマ・寅猫のトラ。一般に猫の天敵は犬とお思いでしょうが、城町の犬はほとんどが飼い犬で飼い主とリードでつながれて街に出ます。分譲マンションなどで生活している犬は幼稚園児よりマナーがよく躾けられています。また野良犬が駅前でうろついていると親切?な方が保健所にすぐさま通報されます。
天敵は縄張りと食べ物が一緒の場合におきます。ここでは猫の天敵はカラスです。
クロ・タマ・トラの三匹がガレージの車を背にしているのも、一緒にいるのも空からのカラスを警戒しているからです。猫とカラスの戦いは壮絶で一例としてカラスはやがて天敵となる子猫の両目をあの黒く硬い嘴(くちばし)でつついて・・・
親猫とカラスの戦い、カラスも集団で猫を襲います。カラスは劣勢になると素早く空にのがれます。地上戦ではやや有利な猫も空ではまったく手がでません。
三原駅の北側、三原城の本丸のお堀やその周辺を営巣地(えいそうち)にしていた白鷲(シロサギ) 沼地が埋め立てられマンションが建ち、お堀の水が抜かれ底の石垣まで洗われ行き場を失っていた白鷲。城町に唯一残されたここ舟入櫓のお堀跡に絶滅か生き残れるか、ここにやってきました。しかしここの空はカラスの集団に支配されていました。
動物どうしが、また違う種類の動物がどうやって話し合ったのか?わかりませんが、猫と白鷲が同盟を結んだのは確かです。
カラスが空に逃げると白鷲が戦い、地上に降りると猫が戦い、ビルの屋上にいると猫と白鷲が同時に戦いカラスを決して休ませません。カラスと白鷲の空中戦は「黒」と「白」の激しいバトルです。白鷺とカルガモ
戦いに勝った猫と白鷺はただいま平穏な日々をおくっています。カラスがいなくなるとカルガモやヒガラなどの野鳥たちの姿がみえます。
ちなみに、寅猫のトラは中央地所のHPに出てくる猫の三代目になります。