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2022/09/28

平和の街で

 
 今日は、平和公園内の広島国際会議場で宅建業者には必修の「法定」研修会が行われました。
法定とは「法令(法律と命令)」で「定め」ていることの略です。
我が国は、法律で国を治める「法治国家!」です。
すべての宗教も、歴史的・伝統的な慣習も、それぞれの地域々にある風習も、「法律」を最も上に置く制度です。
 例えば、宗教儀式で生きた動物を生贄(いけにえ)にしてしまうと動物虐待になってしまいますし、昔からの風習と云って裸踊りをしてしまうと猥褻(わいせつ)になってしまいます。
 では、「法律」を厳格に守っていることだけで人々が平和で心豊かな生活が送れるか?それでは、ただ単に法に人が支配されている世界になってしまいます。
大切なことは、平和で豊かな社会になるように「法律」を正しく使っていくことです。
 社会や人々の考えは日々進化していくので、法律もそれにあわせて「新陳代謝」していきます。所謂(いわゆる)法律の改正です。
 宅建業者には、定期的に「法定研修」が課せられ、新しい法律の内容、改正された法律の意味、そしてその運用(実務)を学びます。
 
 本日は、講師に女性弁護士の高川佳子先生をお招きして研修が行われました。
 高川先生はこの業界では大変人気のある弁護士先生で、不動産の実務にとても精通していて、実例をまじえて不動産のトラブルとその解決方法を分かり易くお話をされます。
 平たく言えば;今日はどこどこで何時から何時までネズミ捕りをやっています;くらい的確な内容です。
 120分、2時間の研修で、;聞いててよかった!知ってよかった!;と自然と感じてしまう研修内容です。
 この業界は千三つ(せんみつ)の世界といわれていますから、 ※(千三つ:1,000のうちホントは3つだけ、997はウソ)今日のありがたい研修内容をシメシメと思っている同業者もいるとおもいますが、「知識」は刃物といっしょで「正しく、控えめに、丁寧(ていねい)」に使うのが一番いいと思うのです。
 
 平和公園には多くの修学旅行の生徒さんが、祈り、合唱し、学習し、記念撮影して、そして、お弁当をひろげていました。
 やっぱり「我が国」は平和だなーと、つくづく感じた秋の日でした。